妻籠・馬籠を訪ねて

(木曽路の旅)

なにげに地図の表紙を見ていると
「kisoji-tsumago」の文字が目に入って来る。
「ここって、以前テレビで見た事があるシブイ町並み?
ちょっと行ってみっか!」
出る前に天気予報にて、長野県飯田の天気を調べてみると
あまり良くない。
先週、スタッドレスを夏タイヤに変えたこの車で
長野方面行っても大丈夫か?
などと考えては見た物の「どうにかなるか!」と思いがまとまり
家を出たのが午前10時。

いつものように秩父を抜け、国道299号線にて
車を進めていると、十石峠が冬季通行止になっている。
蝉の渓谷 迂回し、前回同様に県道45号線から県道93号線
にて車を進める事に。

南牧村に入ると「蝉の渓谷」なる案内図があり
ちょっと立ち寄ってみた。
こじんまりとした渓谷で、近くに遊歩道もある
どことなく穴場的な所だと思う。
駐車場、きれいな公衆トイレも整備されており
道沿いには、松尾芭蕉の「閑しさや 岩にしみいる 蝉の声」
の石の句碑が置かれてる。
車を走らせ、田口峠へと山道をクネクネと
登って行くとスーッとリヤが流れる・・・
「あらっ!何?もしかしてアイスバーン?」
外気温計を見てみるとマイナス2度と表示が出ている。
四駆に切り替え、路面状況を見極めて
ゆっくりと走る事にする。

「しかしまぁ、このタイヤで辿り着く事が出来るのかぁ?」
チェーンなど積んでなく、山の殆ど無い夏タイヤで・・・
雨川ダム 峠を越えるとあとはズーッと下り坂が続く。
所々で道が白くなっていたが
慎重にゆっくりと運転して行く事に。(何度か滑ったが・・・)

前回に立ち寄り、写真を収めた雨川ダムの表情が
幻想的で良い感じだったので
今回も写真を撮ってみた。
国道141号線にて 本当ならば国道141号線から
国道299号線で茅野を抜けて行こうと思っていたが、
299号線は冬季通行止の為に行くことが出来ず、
そのまま国道141号線を走らせる事に。

野辺山辺りから靄がかかって来て
山梨県は清里に入ると小雪が降って来る。
「頼む!積もらないでくれ。」
願いが叶ったのか?道路に積もる事もなく
普通に走らせられたのは幸いだった。
道の駅「こぶちさわ」 八ヶ岳高原ラインに入り
疲れも出てきた為に道の駅「こぶちさわ」に寄ってみた。

売店に入り、店内を見て歩いていると、
冷凍庫の中に「焼おやき野沢菜」なる饅頭?を
発見し、ちょっと迷ったが買ってみる事に。
レジに行き、店員さんに聞いてみた。
「これどうやって食べるの?」
店員さん曰く「電子レンジで温めて食べるんです。」と。
ちょうど店内には自分しか客は居らず、
店員さんが「いつもなら温めませんよ!」と言いながらも
何処かに行って温めてきてくれた。

で・・・、食ってみたがコロモが野沢菜に合っていない・・・
変わった味って言うか、正直旨くない。
「森の駅」 時間ももう午後6時、道の駅「こぶちさわ」にて
いつもの如く車内泊をしようと思ったが、
雰囲気的に合っていないような気がしたので、
ちょっと戻って「森の駅」なる所にて
車、自分と休ませる事に。

シーズンオフって事もあり、施設は冬季休業中、
駐車場もサーフだけ。
ゆっくりと車内にて寝る事が出来た。
翌日は朝からから快晴!

国道20号線に出、諏訪方面に走らせ
茅野市からは国道152号線へと。
青い空に似合う、白い山を見ながらの運転は気分爽快!
国道361号線から
国道153号線へと繋いで行き飯田市へ。
清内路トンネル 中央高速道路の飯田インターを過ぎて少し走ると
Yの字の所があり、左方面に行くと国道256号線。
「もう少しだぁ〜」
目的地まであと僅かな距離。
清内路トンネルの手前で止まって、写真を撮ってみた。

トンネルを抜けると南木曾は妻籠宿。
坂を下って行くと橋の架かった左に折れる道がある。
始めはその道を通り、馬籠宿へと進む事に。
国史跡「中山道」 途中にある「男滝女滝」を見学し、
国史跡「中山道」をしばし歩いてみた。

昔の人々は、どんな気持ちで歩いていたのだろうか?
「あと少しじゃ、少しで旅籠じゃ!」
などと思って、急いで行ったのだろうか?
電気も何も無い時代で、さぞかし大変だったんだろうな。
さわらの大樹 国史跡「中山道」を歩いて行くと
さわらの大樹が立っている。

樹齢約300年、胴回り5.5米、樹高41米と書かれていた。
馬籠宿 馬籠峠を越えるとそこは岐阜県。

「やっと着いたぁ、馬籠宿だ!」
この地に合う創りの、公衆トイレの脇にある
無料駐車場(たぶん)に車を置き、
ちょっとワクワクしながら歩いてみる事に。

石畳の道を、昔ながらの風情を見ながら下っていく。
なんとも言えない情緒ある雰囲気はgood!
途中に茶店にて名物「五平餅」を食べてみる事に。
素朴な味、懐かしい味って言うんだろうか、結構イケル。
清水屋 トントン!トントン!
「清水屋はおるか?代官所の物じゃ!開けろ」
などと言う絵が浮かんでくる風景。
時代劇、特に水戸黄門が大好きなオイラには
ちょんまげ姿の人々を空想してしまう。
障子の書かれた「清水屋」の文字のシブイ事、
「ああ、日本の文化っていいなぁ〜」改めてそう思う。

そういえば水戸黄門に出てくる
「かげろうお銀」って今何歳なんだ?
薄覚えだけれど昔、鉄板に印刷された写真の看板が
あったような覚えがあるが・・・
俺はポストだ! 懐かしかったのでポストの写真を撮ってみた。

昔はあちらこちらで見かけたけれど、
今は見かけなくなったなぁ。
「俺はポストだ!」って言う雰囲気が実にいい!
中津川南木曾線 馬籠宿にて1時間半位散策した後、
再び来た道(中津川南木曾線)を戻り
妻籠宿へと向かう事に。

オイラとしてはもう少し雰囲気を味わっていたかった
のだけれども、チャイニーズの団体御一行様が
来たとたんに、訳の分からない言葉で
やかましく喋っていて、五月蠅くなって来たので退散。

馬籠宿から妻籠宿まで、
普通に走って約15〜20分位で着く。
妻籠宿 国道256号線沿いにある
駐車場(500円)に車を置き、妻籠宿へと。

蘭川に架かる尾又橋を渡ると、昔ながらの宿場町。
馬籠宿もそうだったけれど、
ここも目障りな電柱、派手な看板なども無くて
スッキリとした印象がある。
何ヶ所かで家の中を見る事が出来る。

当たり前なんだろうけれど、
テレビ、エアコンなどは無い時代。
だからこそ、人との繋がりを大事にしていたような気がする。
素朴でいいんだろうな!人間って言う生き物は。
妻籠宿本陣 妻籠宿本陣

宿駅が制定されると妻籠宿本陣には
島崎氏が任命され、明治に至るまで本陣、
庄屋を兼ね勤めた。
島崎藤村の母の生家で、次兄広助が養子に来た。
平成7年4月に復元されたとの事。

この横に公衆トイレがある。
ぎんもくせい ぎんもくせい

神官・矢崎氏の庭木として
代々愛育されてきた巨木。
花の開花時期は9月中旬〜10月上旬との事。
「いんきょ」の藁馬 ちょっと離れた所にある「いんきょ」の藁馬。

もともと競馬・・・いや、馬が好きなオイラ、
この藁馬は殆ど実物大の大きさで
何とも言い難い良い味を醸し出している。

流石は有名所、観光客が多い事、多いこと。
昔は宿場町なれど、現在宿を営んでいる
家は数件のみ、殆どはお土産屋・味わい処になっている。

(JRAよ、もう貯金は飽きた・・・タマには還元しろ!)
妻籠宿を後にし、国道19号線を松本方面へと
車を走らせる事に。

こんな天気の良い日には、
ちょっとビートの効いたCDを聞きながら
ブイブイと走る!まさに気分爽快の世界へと。
道の駅「大桑」 腹も減って来たので、
途中に道の駅「大桑」に寄ってみる事に。

始めは、レストランにて何か食おうと思ったんだけれど
値段が高い為にパスし、
軽食堂にて山菜うどん(600円)を食べる事に。
味は結構旨かったが、
セルフサービスの店内故に
もう少し値を下げて欲しい所。

施設の出入口に、大桑マップなるパンフレットが
置いてあったので持ち帰り、車内にて見ていると、
定勝寺(国指定重要文化財)
が目に止まり行ってみる事に。
定勝寺 国道19号線から
少し脇に入った所にある定勝寺。

木曽福島の興禅寺[こうぜんじ]、長福寺[ちょうふくじ]と並ぶ、
木曽三大寺の最古刹。
1430年(永享2)に建てられたが木曽川の氾濫で流失し、
1598年(慶長3)に再興された。
現在ある本堂、庫裡[くり]、山門も当時の建物で、
1952年(昭和27)に国の重要文化財に指定。
本堂内にはウグイス張りの廊下が残され、
木曽檜造りの大きな座像「定勝だるま」などが見られる。
木曽七福神布袋尊霊場としても知られているとの事。
道の駅「三岳」 まだ日も浅いし
「さー、どうするか?」って事で地図を見てると
「あっ、歌で有名な御岳山があった。」
で、行ってみるつもりだったが、
走っている途中に、道の駅「三岳」に立ち寄った
のが良かったのか?悪かったのか?

売店に行き、こじんまりとした店内を見ていると
赤かぶ寿司なる物があり
ミルクアイスと共に買ってみた。
赤かぶ寿司(超おすすめ!) 車内にて食べてみると、アイスもイケル、
赤かぶ寿司は超旨いと来た!

再び売店へと出向き、赤かぶ寿司と木曽の水源水「おみず」
を購入して食す。
木曽の水源水「おみず」もまたイケル!
ちょっと前に道の駅「大桑」にてうどんを食ったばかりなのに、
またまた売店へと出向き、3つ目の赤かぶ寿司を購入。
バランスの良い味付け、カブの旨さが絶妙!

結局、食いに食ったらな〜んもしたくなくなって来る。
「もういいや!運転なんかしたくな〜い」って事で
この日はボ〜っとここで過ごし、ここで寝た。
翌日、早朝に目を覚ますと雪が降っていやがった・・・
「やべっ!積もったら大変だ。」
道の駅を後にし、国道19号線へと車を走らせる。
19号線に乗り、素直に進めば良い物を、
途中に国道361号線(権兵衛街道)からショートカットを
狙ったのが間違いだった。

峠が近くになるにつれ、黒い色から
白い色の道に変わっていく・・・
ちょっとしたミスをするだけで、タイヤはスーっと
滑ってしまう。
亀の如く、ゆっ〜くりと走る他手は無かった。
国道152号線 杖突峠 災難去って又災難・・・

行きに来た道を戻ろうとして
国道152号線へと向かう事に。
高遠町辺りは道は黒かったけれど
杖突峠が近くになるにつれて道も白くなって来る。
いつもの様に四駆に入れて登り、そして下りに。
ギヤを1速に入れ、エンジンブレーキを使い
ゆっくりと慎重に走ったはずなのに
「やばっ!ああ・・・・」
スーっと車が90度傾きながら滑って行く・・・
何メートル位横向きのまま滑ったのだろうか?
対向車が居なかったのは幸いだった。
おまけに、「国道20号線に出れば
雪は積もっていないだろう」って考えも甘かった。
小淵沢付近は道路は真っ白。
いつものように、運転しながら写真を撮るなんて
余裕も無く、ただ慎重に運転をするだけ。

しばし走って行くと雪から雨に変わり
「ああ・・・疲れたぁ〜」とドット疲れが出てくる。

しかしまぁ、タイヤによってこうも違う物なのか!
いい意味で、危ない体験が出来たわ。
道の駅「みとみ」 帰りは甲府を抜けて国道140号線から行く事に。

あまりにも運転に疲れ、
道の駅「みとみ」にて休憩タイムをとる。
この先直ぐに雁坂トンネルがあり有料道路(普710円)。
「やっぱアカン、疲れが・・・いつもの所へ行くか」
疲労した身体にムチをウチ、車を走らせ秩父へと。
行った先は道の駅「両神温泉薬師の湯」。
「疲れた時には温泉でしょ♪」
入浴料600円を払い温泉につかる事に。
湯から出た後に、マッサージ機(100円で10分)にて
20分間身体を癒していたらもうフニャフニャ状態、
「もう、何〜んもしたくない・・・運転なんかいやじゃ!」
って事でいつものように、ここで車内泊をする。
山梨限定「甲州ほうとう味ポテトチップス」 おまけ

これ、道の駅「こぶちさわ」にて購入した
山梨限定「甲州ほうとう味ポテトチップス」。
味はと言うと、
コンソメ味っぽい普通のポテトチップスだった。
オイラとしては、もっと強烈なインパクトを
求めて購入したのだが・・・ちょっとガッカリ。


back