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尾瀬

特別史跡名勝天然記念物 尾瀬

三連休を利用しての尾瀬の旅。

23日の午後から家を出、桐生から大間々を抜けて
国道120号線へと出る。
この時すでに夕暮れ時。片品村のコンビニに寄り、
夕飯ならび翌日の水、食料を購入して
国道401号線へと入っていった。
あとは適当な所に車を止めて、車内泊をする。

翌日の早朝にちょっと車を走らせ、
国道401号線の最終地点(大清水)に着く。
「よかったぁ、雨降ってなくて。」
ザックに、水などの物を入れていざ出発。
(因みに、ここの駐車料金は、普通車500円也。)
いたって普通のダート道を
テクテクと歩いていく。
「尾瀬沼まで6.3キロかぁ、大した事無いじゃん」
あいにくの天気なれど、誰も居ない道を
歩くのもまた良い物。
駐車場から一ノ瀬休憩所まで
自分の足で約40分かかった。

朝も早い為、休憩所は開いておらず
ちょっと腹がへったので
コンビニにぎりめしを食べる事に。

そう、駐車場の公衆トイレ、休憩所の公衆トイレの
入り口辺りに協力金なる募金箱が設置されていた。
(自分も小銭だけれど、お金を入れてヨウをたした。)
一ノ瀬休憩所を離れると
直ぐに橋が架かっていて、
渡ったら直ぐに左に進んでいく。

そこからは道幅もグンと狭くなり、いい雰囲気!
少し歩いて行くと左手に
透き通った水の小川が見えてくる。
更に先に進んでいくと
滝が姿を現す。
石段、自然道、木の階段、渡り木と様々な道を歩き、
ひたすら尾瀬沼を目指して歩いて行く。

途中に見晴らしの良い場所が
あったんだけれど、あいにくの天気で見られなかった
のはチョット残念。
峠にある尾瀬の看板。
横には大きな案内板もあった。

大清水駐車場からここまでは登り坂。
チョイときつい所もある。
一ノ瀬休憩所から湖畔にある
最初の休憩所まで、自分の足で約1時間。

ひとまず休憩って事で
ベンチに腰掛けタバコを吸おうと思いきや
ライターが点かない・・・
休憩所の売店が開いていたので
店員に聞いてみた
「ライター置いてある?」
「ありますよ。」との回答がありホットする。
が・・・300円だとさ、使い捨てライターが300円?
「コイツが無いとタバコ吸えない」って事で購入。
遊歩道を歩いていると
様々な植物を見ることが出来る。
全く興味の無い自分でも
立ち止まり見入ってしまった。
何て言うんだろうか?
そう、「一生懸命生きている」と感じさせられた。

近くでないと見れない、小さな植物までもが
花を咲かせている、「一生懸命」に。
この日、夏から秋へと、
衣替えが始まったかのような風景。

結構人も多く、行き交うたびに「こんにちは!」と
声をかけられる。
単独の方や、夫婦の方々と行き交うのは
良いんだけれど、団体様と出くわすと
「こんにちは!、コンニチハ」の連呼になる。
正直「あぁ、ウゼェなぁ〜」と思った自分は罰あたりだろうか?

それに
「何で朝なのにコンニチハなの?オハヨウだろ」
山登りのマナーなのか?
平場の所は
殆ど渡り板で整備されていて歩きやすい。
沼の周辺には
大きな葉の植物が目を惹いた。
シーンと静まりかえった空間は、
ただ眺めているだけでも、心落ち着く。
風もなく、水面には山々の姿が映っている。

「あぁ・・・」
自然が心を潤してくれていると
感じる瞬間。
広めの所は、渡り板が並列になっていて
右側通行。
狭いところや山などでは
渡り板は一本しか牽かれてなく、
前から団体さんが来た時は
端に寄って、通り過ぎるのを待つ事になる。
この日は大江湿原を歩き、
尾瀬沼を一周してみた。

日常の事など忘れ、
ただ見た物を、思うがまま感じていく時、
本当の自分に返った気がする。
午後から小雨が降ってくる。

雨具など持っていなかったので、
湖畔にある休憩所の売店に寄ってみた。
で、ビニールの簡易合羽が売っていたので
500円を払い購入する事に。
歌い文句が「リュックを背負っても大丈夫」などと
書かれていたが、着てみるときつい・・・
「おいらがデブなのか?」
それに、四つしか付いてないボタンをかけると
直ぐに外れてしまう・・・
「手抜き合羽か?」買わなければよかった・・・

因みに缶コーヒーは、260円もしやがった。
翌日は朝から雨模様。
昨日購入した
手抜き合羽は着ずに、傘をさしての歩行。

尾瀬沼から左回りで沼尻休憩所を目指す事に。
左回りのルートは結構アップダウンが多く、道幅も狭い。
それに、渡り板も濡れている為に
足下が滑る、滑る。
沼尻休憩所に着くまでに
二回も転ぶオイラは年のせい?
沼尻休憩所に近づいて行くと、
機械音が聞こえてくる。
たぶんトイレのコンプレッサー音だろう、
ここのトイレは有料、たしか200円と書かれていた。

中には売店があり、ちょっとした食事も出来る。
風、雨の為か
かなり肌寒かったので、ホットコーヒー(350円)を注文して
休憩を取る事にする。
しばしの休憩を終え
再び歩き、尾瀬ヶ原方面にと向かう。

ちょうどこの辺りは群馬県と、福島県の県境、
案内板の柱には、福島県の字が刻まれていた。

湿原には、可憐に咲く小さな赤い花。
「一生懸命に生きているんだなぁ」
もしもこの大自然が喋ったら
人間に対して、何と言う言葉を発するんだろう?
「帰れ!」、それとも「ありがとう」?

写真に写っている湿原も
一時は人間が入り込み荒れ、
再びこのような生態になるまで
かなりの年月が掛かったとの事。

「人間次第なんだろうなぁ」その答えは。
色づく葉を見て思う、
「もうそこまで冬が来て居るんだなぁー」と。
四季のある日本って、やっぱり良いや!
湿原を過ぎると山道に変わる。

と、いきなり岩むき出しの道を登る事になる。
しばらく登って行くと
白砂峠に着き、そこからはず〜と下り坂。

白砂峠の案内板にはこう書かれている。

かけがえのない美しい自然を大切に
◇草木や土石を取ってはいけません。
◇ゴミは必ず持ち帰りましょう。
◇タバコの吸い殻も捨てないでください。
◇小鳥や虫も大切にしましょう

「みんな守っているぜぃ!」
タバコの吸い殻はポケットに、ゴミはザックの中にと。
雨に濡れているコケ類に表情が有るならば、
何だか「嬉しそうな表情をしているな」と思えた。

生き生きとしていて、輝いて見えたのは
とても印象的だった。
朝もハヨから、殆ど歩きっぱなし。
この頃になると、疲れも段々出てきて
足がだるくなって来る。
おまけにず〜と下り坂の為に、
滑る足下に注意しながら歩くも、コケる事数回・・・
幸いにして、行き交う人や後ろにも人は居らず
見られずに済んだ。
「よかった〜」誰にも見られないで。
何故か知らないけれど、
近頃ミョーに興味のあるキノコ。

この形に惹かれるのか、
それとも、小さな生命の力強さに惹かれるのか?
自分でもよく分からない・・・

遊歩道を歩き、注意深く見ていると
様々な種類のキノコを見ることが出来た。
見晴十字路に着いたのが
午前11時半頃。
「もうこんな時間なの〜」
本当ならば、竜宮十字路辺りまで足を運び
たかったのだけれど
帰りの事を考えて、この先チョット見て帰る事に。

ここには建物が数軒建っていて、
ひとまず、環境省見晴休憩所なる建物の
中に入って休憩をする。
「歩く事って、こんなに時間が経つの早いの?」
んな事を思いながら
コンビニおにぎりを食べ、水を飲む。
帰り道は
来た道をず〜と戻る、それも登り坂を・・・
途中歩いていると、左足の先に痛みを感じてくる。

行きとは違い、足を労ってゆっくりと歩くも
「これで何回目だ?」コケるオイラは一体何?
{ちょっとした気の緩み=こける}が答えなんだろう。

尾瀬に出かける方、雨に濡れた渡り板は
滑りやすいので、本当に気をつけて!
無の心で・・・
ただ駐車場を目指して歩く。
「痛たっ!」
時折やってくる痛みに耐えながらゆっくりと。
そんな時、道端に咲いている花は
心休ましてくれる不思議な力を与えてくれた。

「心身一体かぁ、ホントそうだよな!」
どちらか悪くなれば
力は湧いてこないし、出せないから。
やっとこさ大清水の駐車場に着く。
足の気怠さよりも、つま先の痛みがちょっと気になるが
こんな時、いつもこう考えるオイラ。
「ほっとけば治るだろう」と。

車に戻るとワイパーに紙が挟んであり、
駐車料金500円を帰りに払えと書いてある。
売店に行き、駐車料金を払い、
腹がへったので、食堂にて山菜ソバを頼み食す事に。

二日にわたり尾瀬を歩いてみて感じた事。
始めに向かう時、こんな天気だしどうなんだろう?
と思っていたが、いやいやどうして
雨降る尾瀬にはそれなりの良さがある。
「それ程景色の素晴らしい所なんだろうなぁ!」
もう一つ、全くゴミが落ちていなかったのには
「すげえ!」と同時に嬉しさが湧いてきた。


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