出羽三山

出羽三山とは、月山・羽黒山・湯殿山の総称であり、
古来より、行の山、清めの山、祖霊安鎮の山として、
山そのものを神体として崇めてきました。
開山は、推古元年(593年)の丑年で、
蜂子皇子が奥の院湯殿山を開かれたのが始まりだそうです。

羽黒山
山形県鶴岡市から県道47号線(鶴岡羽黒線)を進んで行くと、
道路を架かる大きな鳥居が見えてきます。
その先にスタンドがあり、斜め左に進んで行くと
宿坊が建ち並び、過ぎると無料の駐車場があります。
近くには公衆トイレ、お土産やが連なり
随神門から入って見ることにしました。
(随神門より内は出羽三山神社の神域となり、神域は遠く月山を越え
湯殿山まで広がる。 随神門はこの広い神域の表玄関である )
との事です。
祓川を跨ぐ朱塗りの神橋を渡ると
「須賀の瀧」が見えて来ます。
この先少し歩くと、国宝五重塔が姿を現します。
大きな杉の木に囲まれ、調和した姿は美しいもの、
素朴なれど豪華って印象を受けました。
国宝だけれど周りを囲む柵などもなく、堂々たるすがたを
間近で見ることが出来ます。
先に進むと脇へ入る道があり、
樹林をしばらく進むと少々開けた所に出ます。
ここがかつて羽黒山の別院、紫苑寺があった場所で、
芭蕉はここを宿所としました。
夏場だったせいか、アブがウザイ事、ウザイ事。
場を離れても寄ってきてはたかり、走って逃げても追ってくる始末、
何ヶ所か刺されてしまいました。
かなりの段数の石段を登ります。
その数なんと2446段。
見事な巨木を眺めながら
テクテクと一歩ずつ登って行きます。
二の坂を登ったところに茶店があり、
石段の踏破認定証を発行してくれます。
そこで購入した団扇です。
大、中、小とサイズがあり
これは中サイズで200円でした。
三神合祭殿

月山・羽黒山・湯殿山の三神を合祭した日本随一の大社殿。厚さ2.1mの萱葺の屋根、総漆塗の内部など、その全てに迫力があって見ごたえ十分です。。本殿は度重なる火災にあいましたがが、現在の社殿は文政元年(1818)に再建したものだそうです。
境内に建っている
羽黒山東照宮です。
扉には、三つ葉葵の家紋がついていました。
写真は五重塔前にある灯籠です。
火袋の部分が三日月模様になっています。
笠には苔が生えていて
なんとも良い感じを出してくれていました。
月山

羽黒山有料道路のゲート近くに
市道211号線(月山公園線)が走っていて、
月山の8合目まで車で行く事が出来ます。
この道は道幅が狭く、カーブも多い為に
時折来る対向車に「あっ!」と思う事がありました。

この日、大型観光バスとのすれ違いには難儀しました。
8合目には広い駐車場があります。
公衆トイレは有料なんでしょうか?
入り口にはお金を入れる箱が設けてありました。
ちなみに飲料水の自動販売機も設置しております。(1本150円)

詰所に人が居たので「山頂まで何時間位?」と聞いてみると、
「3時間は掛かるよ」の返答があり、山頂は諦める事に。
駐車場から少し歩き登って行くと、
御田原参篭所なる山小屋が建っています。
ここは食事が出来、宿泊施設も備えています。
腹も減っていたので入り、山菜ソバを食べてみました。
味は期待していませんでしたけれど、
何の何の、下手な店よりも美味しかったです。
月山は、「羽黒修験道」で知られる出羽三山の主峰です。 昔から、
庄内平野の人々は東南に高々とそびえる月山と、
北にそびえる鳥海山に尊崇の想いを抱いていたといいます。

景色が素晴らしい所です。今回は山頂までの道のりを
断念しましたが、機会がありましたら是非登ってみたい山です。
湯殿山

羽黒町から国道112号線(月山花笠ライン)にのり、
寒河江市方面」に行くと、湯殿山の大きな案内版があり
従い進んで行くと、有料「湯殿山道路」のゲートがあります。
料金は往復通行料で400円です。
有料道路終点「仙人沢」には、大きな駐車場と、大鳥居、
湯殿山参籠所があります。
ここから、湯殿山神社へは一般車通行止めなので、
歩いて行くか、参拝バス(片道100円)で登る事になります。

で、ここはもう迷わずに歩いて行く事にしました。
あんなに大勢いた人々は消え、歩きで進むのは自分だけ・・・
時折通る参拝バスを尻目で見ながら登って行きます。
そして、何ヶ所かある小さな小さな神社を見ながらと。

自分の足で約20分位でしょうか?
ちょっときつい坂道だけれど、
距離的には大した事ありませんでした。
参拝バス終点地点には公衆トイレもあり、
場違いとも受け取れる、飲料水の自販機が設置してありました。

そしてここからは
細い石段の道へと変わっていきます。
身を浄めて、いざ石段えと。
この辺りから「御神域ですので禁撮影です」の看板が。
フワフワ歩いていると茂みからササッっと物音が聞こえ、
見てみると、大の苦手な蛇が横に・・・
(今回の旅で一番記憶に残っている場所です。)
社に着くとまず、裸足になるように言われ、受付で、お守りと人形をいただき、御祓いを受け、人形に身体の穢れを移して水へ流します。
奥へと裸足のまま細い道を行くと、御神体があります。
ここには社殿は無く、御神体は黄褐色の巨石で
脇からは温泉が流れており、そこを登って行くような感じです。