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恵林寺

戦国の歴史を今に伝える名将武田信玄の菩提寺

折り畳み自転車に乗って恵林寺へ!

久しぶりの万力公園に車を止める事に。
外気温計を見れば気温31度と出ている・・・ただ暑い!

笛吹川の脇にあるこの公園は
駐車スペースも多くあり、安心して置いて行ける
のがありがたい。
ちょっと単調な風景が続くけれど
笛吹川サイクリングコースを走ってみるのも良いと思う。

車から自転車を降ろし
向かうは「心頭滅却すれば火自ずから涼し」
で有名な恵林寺!
とは言っても公園からは余り距離も無く
ただ国道140線を走って行くだけ。

わざわざ自転車などで行かなくても
車で直行すれば楽なんだろうけれど
そこはそれ、自転車でなければ味わえない事
があるのが魅力の一つ。

赤信号でも止まらなくて良い、駐車場は関係ない、
どんなに狭い道でも入っていける
なども自転車での魅力。
(信号は赤が止まれ、青は進めだった。)
恵林寺に行く前に
すぐ近くにある放光寺に寄ってみた。

総門を見上げると九つの円の中に
梵字が刻まれているちょっと変わった創り。
(密教では色々な仏様や、
神様を表現するために専用の文字がある。
これを梵字と言う。)

ここに自転車を置き歩いてみる事に。
手入れの行き届いた参道を少し歩くと仁王門がある。

近づいて見てみると
筋肉モリモリの金剛力士像が鬼の形相して立っている。
右側の阿形像は総高263.0センチ、
左の吽形像は総高264.0センチを有すとの事。
黒川金山での犠牲者を鎮魂する仏像。

黒川金山とは山梨県の丹波山村、
鶏冠山の東側中腹にある武田信玄ゆかりの金山跡。
調査によると「黒川千軒」と言い伝えられる鉱山町の規模が
黒川の谷に沿って上下 600m、最大幅300mに及ぶとの事。
300段を超えるテラスの数からみて、
最大時の人口は千人近くに及んだであろうと。
そして、金山の閉山にあたり
秘密が漏れないよう遊女たちを深い谷の上に架けられた舞台の上に集め
酒盛りの最中に綱を切って、谷底に沈めた「おいらん淵」の伝説など。

以前から「黒川千軒」には興味があった。
当時の人はどんな思いで、どんな生活をしていたんだろうか?
高橋山放光寺

武田氏の祖、新羅三郎義光の子孫、
安田義定が1184(元暦1)年に建立した、真言宗の古刹。
みどころは、義定の墓や義定が奉納した銅鐘、
宝物館にある3体の木造の仏像との事。

恵林寺が有名すぎて放光寺は知らないのだろうか。
人もなく静かな境内は
ゆっくりとした時間が過ぎていく、心和らぐいい寺院。
また花の寺として知られ、
初春の梅、四月の花桃、五月のぼたん、
六月の花菖蒲とアジサイは見事な美しさ。
放光寺から自転車で1分位だろう
すぐ隣りに恵林寺がある。
県道38号線に面して台数20台分位の駐車場があり
その奥に恵林寺の総門が建つ。

「雑華世界」の偏額が目を惹く。
総門をくぐり参道を進んで行けば
丹塗りであることから通称「赤門」とも呼ばれる
重要文化財の四脚門がある。

ちなみに門の前に数台ながらも駐車場があり
公衆トイレもある。
四脚門をくぐると風景が一転して、
池とツツジが配された明るく開けた広い庭園になる。

この日は梅雨時、
池のまわりに咲いていた
紫陽花がなんとも言えない鮮やかな色。
恵林寺 三門

構造は一門一戸、楼門形式、
この門を「三門」と称するのは、仏殿前に位置し
仏殿を法空・涅槃に擬し
そこへ入る端緒たる三解脱すなわち
空門・無相門・無願門の意による
三解脱門の略で、快川国師が織田軍の兵火で
焼討ちをうけた折「安禅必ずしも山水を須いず・
心頭滅却すれば火自ら涼し」と唱えて
火定した場所に建つとの事。

それにしても渋い!
屋根に輝く武田の家紋が眩しく映る。
乾徳山 恵林寺

臨済宗妙心寺派の名刹で、
元徳2年(1330)の創建。
七朝帝師と尊称された夢窓国師を招き
自邸を禅院としたのに始まる。
戦国時代武田信玄の尊崇を受けた快川国師の
入山で寺勢を高め、
永禄7年(1564)信玄自から寺領寄進し
当山を菩提寺と定めたとの事。
本堂の前にちっちゃい小屋がある、
拝観受付の小屋。

拝観料を払わずに脇から入っていったのだろう
出てきた客におばさんが300円払えと
追いかけ回していたのには笑えた。

おばさんが小屋に戻って来るのを待ち
300円払って本堂の中へ。
入って右側に大きな湯釜があり
そこには「甲斐恵林大享」と書かれた字の横に
大きく描かれた人物の画がある。

画などでは感動しない自分でも
これを見た時には「おおっ!」と感じた。
是非ともコピーでいいので自分の部屋に欲しい所。
スリッパに履き替え
案内板に従って行くと回廊に出る。
表の庭園を眺めながら歩いて行くのは
気分のいいもの。
内陣でいいんだろうか?
回廊を少し歩くと見えてくる。

扉に彫ってある獅子の彫刻は実に見事。
更に進んで行くと
風情ある渡り廊下がある。
渡り廊下を越えると「うぐいす廊下」。
足を踏むたびにキュッキュッと廊下が鳴くから
この名がついたのだろうか?
昔の人は風情あるいい名をつけたものだ。

ここの所の廊下だけは
一枚一枚の板のしなりが大きい。
「うぐいす廊下」をわたると武田不動尊像があり
先に進むと武田晴信(信玄)の墓。

門の手前に立つ杉の木の幹の太さは
何メートル位あるんだろうか?かなり太い。
柳沢吉保夫妻の墓

江戸時代中期、五代将軍の側近で
大老格の地位にあった甲府十五万石藩主
柳沢美濃守吉保と正室定子の墓。

それにしてもこの辺に立っている
杉の木の立派な事。
再び回廊に戻り
案内板に従って進むと、
夢窓国師作の庭園が見えてくる。
上段が枯山水、下段が心字池と築山といった構成の
庭園は見応えがあり
回廊の所にちょっとした腰掛ける物があり
そこから眺めてみるのもいいかも。
出口間近になると、襖の開けられた
畳敷きの広間がある。
スリッパをぬぎ中に入って見た。
「風林火山」と書かれた掛け軸、屏風が目を惹く。
当時の様子を模型で表した物も展示している。

畳に胡座をかき「風林火山」の屏風と正面を
きると、武将になった気分に浸れるかも。
境内にある三重塔。

ちなみに三重や五重の塔の上にあるアンテナのような
物を相輪と言い、上から順に宝珠、竜車、水煙、宝輪、請花、
伏鉢、露盤と言う。

塔の対面には武田信玄公宝物館がある。
入館料 一般500円、小中学生100円。
開館時間は午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで )
休館日 木曜日(ただし当日が祝祭日の場合はその翌日)
との事。

信玄霊廟明王殿

柳沢吉里によって宝永6年(1709)
に建てられた信玄霊廟明王殿があり、
安置されている武田不動尊像は信玄の
生前の姿を映したものといわれている。
霊廟背後に信玄の墓があり、
これは百年忌にあたる寛文12年
(1672)に造られたものであるとの事。
境内にある立派な創りの鐘楼。

それにしても観光客が多い有名な恵林寺。
ザワザワとした雰囲気が嫌いな方は
雨の降る日などに訪れるのも手かと。

広い境内は見て楽しめる所が多くあり
拝観料300円を払って本堂へ入るのは価値が
あると思う。
恵林寺に咲いていた紫陽花をバックに
我が愛車「コンパクトシティー」を記念撮影!

帰りは適当に、気の向くままに
ぶどう畑をみながら万力公園に。

そう、塩山周辺にはまだ
行ってみたい良い寺院がある。
次回も万力公園に車を置き
折り畳み自転車で、寺巡りでもしたいと思っている。


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